頭でっかち空想ガール。

『空想大好き無気力人間』のときめく瞬間を

『今日も明日も「いいこと」が見つかる「繊細さん」の幸せリスト』を読んだ

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心が軽くなる。そんな本でした。

 

いわゆる、繊細さん=HSPの方向けのお話です。私はHSPまでいくかどうかは分かりませんが、それでも集団が苦手だったり、人と長時間いると疲れたり、知らない人と話すのが苦手だったり、飲み会とかよりも家で1人でいる方が好きな人間です。Theマイペース人間なので、人の目はあんまり気にしないタイプ…と思っていたのですが、いや気にしてるからこそ1人が好きなのかな?と最近疑念を抱いております。それでも比較的精神は安定してる方です。なにしろ逃げまくってますから!無理して人混みに飛び込まない!マイペース最高!

 

そんな「比較的精神安定してる繊細さん」な私でもとても心が軽くなってあったかい気持ちになれたので繊細さんで色々と悩んでる方には是非読んでいただきたいです。

 

この本では「繊細さん」は生まれ持った気質として紹介されています。繊細かどうかは身長が低いか高いかと同じようなもの。なので繊細さんに「鈍感になれ!気にするな!強くなれ!」というのは身長が高い人に向かって「身長を低くしろ!」というようなものらしいです(いや無理)

 

どうせ変わんないのであればそれを活かしていきたいですよね。それにストレスを感じやすい一方でいい所も沢山。繊細だからこそ小さな幸せを感じることができるんだとか。「夕陽が綺麗だなぁ」とか「今日の朝ごはん美味しいな」とか。物事を深く考える事もできるしもう色々と考えるだけで楽しいとか。

 

…確かに。私もそれだけで幸せを感じます。なんだかお得な感じがしますね!笑

 

この本では「繊細さんが持つ6つの幸せ」を中心に沢山の幸せのリストが描かれています。でも私が1番心に響いたのは、その6つの幸せが描かれる前、序盤に書かれていた「成果主義から1歩外へ出る」です。

 

成果主義とは客観の世界にあるもの。価値があるかどうか、効率や生産性はどうか、無駄なことをいかに削ぎ落とすかなど、「他者や世間がどう感じるか」という他者視点が中心です。

 

ですがあまりに成果にばかり囚われるとせっかくの繊細な感性がもったいないことに…。

 

心にじんわり湧いてくる小さな幸せ。どこかを目指すのではなく自分の中で感じて完了するもの。繊細さんはそんな主観の世界を大切にすることで幸せを感じる力が開花し、むしろ成果も比例するように上がっていくようです。

 

私は勝負事が苦手です。勝敗のあるスポーツなんて大っ嫌いです。色んなことに対して不器用ですしかなりマイペースです。でも世の中はどちらかというと成果主義というか勝負の世界というか…。この闘争心のなさをやる気のなさに捉えられた事もあります。そんな社会に揉まれてるとどうしても自分なんて…となってしまい、自分が下の人間のように感じてしまうんですよね💧それで色々と変えようと努力してみるのですがなかなか変えられない…。

 

でもこの本を読んで「なんだ。気質なんだ。性格なんだ。いい所もあるんだ。」と感じられて「もしかしたら輝ける場所もあるのでは?」と希望を持つことが出来ました。ブログをやってみようかなと思えたのもこの本がひとつの要因となっています。

 

この他にも沢山の繊細さんに向けての温かい言葉がのっています!

傷ついたり、我慢したり、相手に合わせたり…。自分を犠牲にしがちな繊細さんたちが自分の幸せに目を向けるキッカケになる本だと思います。

皆さんも是非是非!